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何もない日常のようで記録を重ねてったら何か価値があったりするのでしょうか。旅行・グルメ・料理・音楽あたりを中心に綴ってます。

UX比較 らくらくメルカリ便に見るセブンイレブンとファミリーマート

コンビニによるらくらくメルカリ便の違い

メルカリが好きでよく利用します。メルカリがここまで伸びた理由は、出品側のUX(ユーザー体験)にこだわり、出品・発送する手間をできる限り簡単にしたからではないかと思っています。
 
その最たるものがらくらくメルカリ便です。
 
らくらくメルカリ便自体、非常に便利なものなのですが、使うコンビニによってユーザー体験に差があり、ファミリーマートから発送するよりもセブンイレブンから発送する方が圧倒的に体験が良く、おもしろかったのでまとめてみました。
 

らくらくメルカリ便について

らくらくメルカリ便は、メルカリで落札された商品をコンビニから発送できるサービスです。
A4サイズ(厚さ2.5cm・重さ1kgまで)であれば全国一律195円で送ることができます。
 
らくらくメルカリ便のメリットは下記の通り。
 
ヤマト運輸セブンイレブンファミリーマートなどのコンビニが提携したサービス
・通常の配送よりも配送料が安い
・匿名で送れる
・宛先を書かなくてよい
 
 

らくらくメルカリ便を実際に使ってみた感想

らくらくメルカリ便を使って驚いたのが、発送がとても簡単ということ。
 
 

ヤフオクなど従来の発送フロー

従来の発送のフローでコンビニに持ち込んだ場合、
 
①落札 →  ②落札者とやりとり → ③梱包 → ④コンビニに持ち込む → ⑤宛名を書く  → ⑥発送元を書く → ⑦送料を支払う → ⑧発送
 
という流れになります。
 
個人的に面倒だと思うステップは、
 
⑤宛名を書く、⑥発送元を書く の部分。
相手の住所と自分の住所を手書きで書くのが地味に面倒。1件、2件であれば手書きでも良いのですが、大量にあるとつらいものがあります。
 
 

らくらくメルカリ便の発送フロー

らくらくメルカリ便を使った場合、下記のフローになります。
 
①落札 →  ②落札者とやりとり → ③梱包 → ④コンビニに持ち込む → ⑧発送
 
 
⑤宛名を書く、⑥発送元を書く、⑦送料を支払う のステップをすっ飛ばせてしまいます。
 
具体的に言うと、⑤宛名を書く、⑥発送元を書くの部分は、メルカリがコンビニと連携して、コンビニ側で印字してくれます。
 
⑦送料を支払うの部分については、実際にヤマト運輸が荷物を受け取って、送料が確定したあとに、売上金から勝手に相殺してくれます。送料分との相殺を考慮してか、メルカリでは出品にあたる最低価格のラインが300円で設定されています。
 
上記のステップだと、ユーザーから見ると、梱包した商品をコンビニのレジに持っていって渡せば発送が終わりとなり、コンビニの商品をレジで買うのとほぼ変わらない感覚で荷物が発送できてしまいます。
 
⑤宛名を書く、⑥発送元を書く、⑦送料を支払う の3ステップが削減できているだけなのですが、体感的には発送がかなり簡単になった気がします。
 
厳密にいうと、レジで宛名シールを梱包した商品に貼るステップが発生しますが、従来と比べればだいぶ簡素化できているのではないでしょうか。
 
従来はコンビニで荷物を発送するとなると、宛名を書いて、料金を支払って、なんだかんだと10分ぐらい見ておいた方がよい感覚があったので、時間がないときにはコンビニから発送するという作業をするのは抵抗があったのですが、現在のフローであればレジが混んでいなければ5分もあれば終わるため、気軽に利用できるようになりました。
 
ネットで物を売るのがメルカリが初めてという方がは何とも思わないかもしれませんが、昔からヤフオクなんかを使っていて、ネットで物を売って発送したことがある人にとっては発送フローが簡素化されており、非常に便利に感じると思います。
 

らくらくメルカリ便のコンビニによる違い

興味深かったのが、同じらくらくメルカリ便でもセブンイレブンファミリーマートでUX(ユーザー体験)に差があったこと。
 
コンビニ王者のセブンイレブンの方がユーザーの利便性にこだわっていそうな印象がありましたが、その通りの結果になっていました。
 

ファミリーマートでらくらくメルカリ便を利用する場合

自宅の最寄のコンビニがファミリーマートなため、当初ファミリーマートでらくらくメルカリ便で発送していました。
 
ファミリーマートでらくらくメルカリ便で発送する場合、下記のステップになります。
 
②Famiポート(ファミポート)を使って、発送手続きをする
③メルカリのアプリを立ち上げ、QRコードをFamiポート(ファミポート)に読み込ませる
④レシートが出てくるのでそれを持ってレジに行く
⑤レジで送り状を渡されるのでそれを商品に貼り、店員さんに渡す
 
らくらくメルカリ便を初めて使用したときは、上記のステップでも非常に便利に感じました。
 
しかし、セブンイレブンでのらくらくメルカリ便の手続きはさらに簡単でした。
 
 

セブンイレブンでらくらくメルカリ便を利用する場合

セブンイレブンでらくらくメルカリ便で発送する場合、下記のステップになります。
 
②レジに行きメルカリのアプリを立ち上げ、QRコードを店員に見せる
③レシートが出てくるのでそれを持ってレジに行く
④レジでレシートを渡されるのでそれを商品に貼り、店員さんに渡す
 
セブンイレブンの場合は、レジに行ってQRコードを見せるだけです。
文字に起こすと、ファミリーマートとの違いはFamiポート(ファミポート)に行く差があるかないかの違いだけなのですが、実際に体験してみるとこの差が大きい。
 
ファミリーマートでらくらくメルカリ便を利用したあとにセブンイレブンでらくらくメルカリ便を利用すると体感で感じる差は歴然。らくらくメルカリ便を利用するにあたり、ファミリーマートセブンイレブンが自宅から同じ距離にあったら、比べるまでもなくセブンイレブンを利用したくなります。
 
こういうところの積み重ねで業界一位という地位が確立されていくのですね。