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何もない日常のようで記録を重ねてったら何か価値があったりするのでしょうか。旅行・グルメ・料理・音楽あたりを中心に綴ってます。

SONY WH-1000XM4とWF-1000XM3どっちが買いか?

SONY WH-1000XM4とWF-1000XM3を両方購入して日常的に使用しています。

どちらも製品の質に満足しているものの、細かな違いで気になった点があるのでレビューします。

結論 自分の用途ならWF-1000XM3の方がフィットする

  • 音質、ノイズキャンセリング機能はヘッドホンWH-1000XM4の方が上
  • ただわざわざ比較しないと音質やノイズキャンセリングの性能の違いは気にならない
  • 総合的な使い勝手、満足度はイヤホンWF-1000XM3の方が上(私の主観)。電源を入れてから使えるようになるまでのUXの差が一番大きい。
  • もしもどちらも所有してない状態に戻って、どちらか片方しか買えないとなったらWF-1000XM3を買うと思う

SONY WH-1000XM4

ヘッドホンWH-1000XM4の良いところ

⇒ 地味に便利。自宅で作業しているときにMaciPhone両方ペアリングして用途や気分によってどちらで再生するか変えたいときに便利。

ヘッドホンWH-1000XM4のイマイチな所

  • 電源を入れるのに電源ボタンを長押ししないといけない。この2秒ぐらいが地味にストレス
  • 電源を入れてからペアリングが始まる。装着してから電源ボタンを入れると、ペアリングが完了し使用できるまでトータル5秒ぐらいかかる。

⇒ 書いていて気づいたけど、「装着⇒電源ON⇒ペアリング」の流れで使っていたが、「電源ON⇒ペアリング⇒装着」の流れで使えばもう少し不満は減るかも。

  • 側面に操作を割り当てるとこができるが手が当たっただけでも反応してしまい、操作するつもりじゃなかったのに反応されてしまう時がある。
  • 放置していると自動で電源が切れるが、電源オフの時間を設定できない。例えば、10分以上放置したときに電源が切れてくれればいいが、3分しか放置していないときに電源が切れられると困ることがある。

⇒ 再度電源を入れるときにストレスを感じることがなければ問題ないと思うが、上記の通り電源を入れる作業が億劫なので体感でのマイナス評価が大きい。

⇒ 電源ONが電源ボタン長押しではなく、持ち上げた時やヘッドホンを開いたときに自動で電源が入り、勝手にペアリングされ、装着する頃には全ての設定が完了している、というようなUXだったら満足度がめちゃくちゃ高かったと思う

補足:私のWH-1000XM4の使い方やユースケース

  • 在宅ワークの作業のお供に使用している
  • 会社支給のPCはBluetoothが使えないので、私物のMaciPhoneにつないで、YoutubeSpotifyで作業用BGMを聞くことが多い
  • WH-1000XM4で音楽を聴きながら作業 ⇒ Slackで「ちょっと通話できますか?」と連絡がくる ⇒ 10分弱会話し、また作業に戻る ⇒ WH-1000XM4を装着すると電源が切れており、再度電源ONとペアリングからやり直す事になり地味にストレスを感じている
  • 「自動電源ON」をオフにすれば良いのでは?というのも考えたが、それはそれで電源の切り忘れが発生しそう。そもそも今は能動的に電源を切るという習慣がない。
  • ヘッドフォンを装着したり外したりする動作を頻繁にせず、ずっとつけっぱなしの人であれば上記の点は気にならないと思う。

SONY WF-1000XM3

イヤホンWF-1000XM3の良いところ

  • コンパクトで持ち運びしやすい
  • ケースにしまって置くだけで充電できるので、わざわざコンセントに挿して充電する機会が少なくて済む。「電池切れで使えない」という事象の発生が激減したのでとても快適に使用している。
  • ケースから出すと勝手に電源がオンになり、耳に装着した瞬間にペアリングが始まる。この一連の動作がスムーズで、使おうと思ってから使えるようになるまでの時間が短い。1000XM4と比べてこの点が格段に違う。

イヤホンWF-1000XM3のイマイチな所

⇒ 例えば、イヤホンの納まりが悪いので位置を調整して耳にフィットさせよう、という場合にも手が触れてしまい、モード切り替えが発動する

  • 電車に乗っているとつり革のプラスチック部分がイヤホンにあたり、プラスチック同士がぶつかった時の衝撃音が耳を直撃する。これはかなりストレス。ただ、1000-XM3のせいというよりは、耳の高さにつり革がある電車の設計の方をどうにかしてほしい。
  • ワイヤレスイヤホン全般がそうだが、イヤーピースが耳にフィットしていないとイヤホンが耳から落ちる。外出しているときにイヤホンが落ちてしまい、そのまま転がっていって救出不可能な場所に入り込みそうなことがよくある。ただ、これも1000-XM3のせいではなく、Bluetoothイヤホン全般の話だと思う。

補足:私のWF-1000XM3の使い方やユースケース

  • 通勤時や出かけたときに使用
  • 家の中では1000XM4をメインにしている
  • 家の中でも没入感を感じたい時は、家事などで頻繁に動く時は1000XM3を使うこともある

UX比較 らくらくメルカリ便に見るセブンイレブンとファミリーマート

コンビニによるらくらくメルカリ便の違い

メルカリが好きでよく利用します。メルカリがここまで伸びた理由は、出品側のUX(ユーザー体験)にこだわり、出品・発送する手間をできる限り簡単にしたからではないかと思っています。
 
その最たるものがらくらくメルカリ便です。
 
らくらくメルカリ便自体、非常に便利なものなのですが、使うコンビニによってユーザー体験に差があり、ファミリーマートから発送するよりもセブンイレブンから発送する方が圧倒的に体験が良く、おもしろかったのでまとめてみました。
 

らくらくメルカリ便について

らくらくメルカリ便は、メルカリで落札された商品をコンビニから発送できるサービスです。
A4サイズ(厚さ2.5cm・重さ1kgまで)であれば全国一律195円で送ることができます。
 
らくらくメルカリ便のメリットは下記の通り。
 
ヤマト運輸セブンイレブンファミリーマートなどのコンビニが提携したサービス
・通常の配送よりも配送料が安い
・匿名で送れる
・宛先を書かなくてよい
 
 

らくらくメルカリ便を実際に使ってみた感想

らくらくメルカリ便を使って驚いたのが、発送がとても簡単ということ。
 
 

ヤフオクなど従来の発送フロー

従来の発送のフローでコンビニに持ち込んだ場合、
 
①落札 →  ②落札者とやりとり → ③梱包 → ④コンビニに持ち込む → ⑤宛名を書く  → ⑥発送元を書く → ⑦送料を支払う → ⑧発送
 
という流れになります。
 
個人的に面倒だと思うステップは、
 
⑤宛名を書く、⑥発送元を書く の部分。
相手の住所と自分の住所を手書きで書くのが地味に面倒。1件、2件であれば手書きでも良いのですが、大量にあるとつらいものがあります。
 
 

らくらくメルカリ便の発送フロー

らくらくメルカリ便を使った場合、下記のフローになります。
 
①落札 →  ②落札者とやりとり → ③梱包 → ④コンビニに持ち込む → ⑧発送
 
 
⑤宛名を書く、⑥発送元を書く、⑦送料を支払う のステップをすっ飛ばせてしまいます。
 
具体的に言うと、⑤宛名を書く、⑥発送元を書くの部分は、メルカリがコンビニと連携して、コンビニ側で印字してくれます。
 
⑦送料を支払うの部分については、実際にヤマト運輸が荷物を受け取って、送料が確定したあとに、売上金から勝手に相殺してくれます。送料分との相殺を考慮してか、メルカリでは出品にあたる最低価格のラインが300円で設定されています。
 
上記のステップだと、ユーザーから見ると、梱包した商品をコンビニのレジに持っていって渡せば発送が終わりとなり、コンビニの商品をレジで買うのとほぼ変わらない感覚で荷物が発送できてしまいます。
 
⑤宛名を書く、⑥発送元を書く、⑦送料を支払う の3ステップが削減できているだけなのですが、体感的には発送がかなり簡単になった気がします。
 
厳密にいうと、レジで宛名シールを梱包した商品に貼るステップが発生しますが、従来と比べればだいぶ簡素化できているのではないでしょうか。
 
従来はコンビニで荷物を発送するとなると、宛名を書いて、料金を支払って、なんだかんだと10分ぐらい見ておいた方がよい感覚があったので、時間がないときにはコンビニから発送するという作業をするのは抵抗があったのですが、現在のフローであればレジが混んでいなければ5分もあれば終わるため、気軽に利用できるようになりました。
 
ネットで物を売るのがメルカリが初めてという方がは何とも思わないかもしれませんが、昔からヤフオクなんかを使っていて、ネットで物を売って発送したことがある人にとっては発送フローが簡素化されており、非常に便利に感じると思います。
 

らくらくメルカリ便のコンビニによる違い

興味深かったのが、同じらくらくメルカリ便でもセブンイレブンファミリーマートでUX(ユーザー体験)に差があったこと。
 
コンビニ王者のセブンイレブンの方がユーザーの利便性にこだわっていそうな印象がありましたが、その通りの結果になっていました。
 

ファミリーマートでらくらくメルカリ便を利用する場合

自宅の最寄のコンビニがファミリーマートなため、当初ファミリーマートでらくらくメルカリ便で発送していました。
 
ファミリーマートでらくらくメルカリ便で発送する場合、下記のステップになります。
 
②Famiポート(ファミポート)を使って、発送手続きをする
③メルカリのアプリを立ち上げ、QRコードをFamiポート(ファミポート)に読み込ませる
④レシートが出てくるのでそれを持ってレジに行く
⑤レジで送り状を渡されるのでそれを商品に貼り、店員さんに渡す
 
らくらくメルカリ便を初めて使用したときは、上記のステップでも非常に便利に感じました。
 
しかし、セブンイレブンでのらくらくメルカリ便の手続きはさらに簡単でした。
 
 

セブンイレブンでらくらくメルカリ便を利用する場合

セブンイレブンでらくらくメルカリ便で発送する場合、下記のステップになります。
 
②レジに行きメルカリのアプリを立ち上げ、QRコードを店員に見せる
③レシートが出てくるのでそれを持ってレジに行く
④レジでレシートを渡されるのでそれを商品に貼り、店員さんに渡す
 
セブンイレブンの場合は、レジに行ってQRコードを見せるだけです。
文字に起こすと、ファミリーマートとの違いはFamiポート(ファミポート)に行く差があるかないかの違いだけなのですが、実際に体験してみるとこの差が大きい。
 
ファミリーマートでらくらくメルカリ便を利用したあとにセブンイレブンでらくらくメルカリ便を利用すると体感で感じる差は歴然。らくらくメルカリ便を利用するにあたり、ファミリーマートセブンイレブンが自宅から同じ距離にあったら、比べるまでもなくセブンイレブンを利用したくなります。
 
こういうところの積み重ねで業界一位という地位が確立されていくのですね。

『人生の勝算』 SHOWROOM(ショールーム)社長の前田裕二さんの本の感想

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『人生の勝算』 SHOWROOM(ショールーム)社長の前田裕二さんの本を読みました

『人生の勝算』は、就活を始める前の大学1~2年生や、高校生(特に1~2年生)に読んでもらい本でした。

なぜ就活中の大学生や高校3年生ではなく、大学1~2年生・高校1~2年生向けかというと、全編通して、「努力をすれば報われる」というメッセージで溢れているから。

就活中や受験勉強中に読むと、「今までにもっと努力すればよかった・・・」と後悔すると思います・・。
ただ何事も始めるのに遅いなんてことはないので、後悔している暇があったらがんばればいいわけです。

『人生の勝算』を読んだきっかけは中居の窓

前田裕二さんという方もSHOWROOM(ショールーム)というサービスも存じあげておらず、『中居の窓』の社長特集の回に前田裕二さんが出ていたのを見て興味を持ったのがきっかけです。

 

この前田裕二さんという方、8歳で両親が他界しており、それ以降自分の力でお金を稼ぐことを強く意識して生きてきたとか。

 

小学生の頃から弾き語りの路上ライブで月に十数万円稼ぎ、自分が稼いだお金で早稲田大学政治経済学部に通い、スイスの投資銀行日本法人に就職し、トップクラスの成績を収めニューヨークに転勤し、そこまで圧倒的な成果を出し、自分で価値を生み出す仕事がしたくなりDeNASHOWROOMを立ち上げる。

 

そんな人生を送ってきたようです。

 

その話をテレビで軽く耳にし、前田裕二さんってどんな人なんだろう?と興味を持って『人生の勝算』を手に取った次第です。

前田裕二さんはとんでもない努力の人だった

『人生の勝算』で全編通して描かれているのが、「努力は報われる」というメッセージ。

 

今までに前田裕二さんがしてきた努力の跡が紹介されており、常人離れした努力家であることを感じさせられます。

 

そういう話を聞くと、「自分もがんばろう!」と思う人と、「鼻についてうざい」と思う方といると思いますが、前者の方であれば楽しく読めると思います。

 

その努力の内容は、突飛なものは特になく、当たり前のことを常人より圧倒的な量をこなすというもの。

 

"基礎的なことを徹底してやれる人は少ない。だから基礎を徹底してやるだけで出し抜ける。"

 

という理屈のようです。

 

『人生の勝算』を読んだのがちょうどイチローの引退報道があったタイミングだったのですが、上記の言葉でまっさきに連想したのがイチローでした。

 

基礎的なことを愚直に地道にこなせば、それだけで人に差をつけて成功することができる。

 

身に染みる言葉ですね。

すばらしいマーケティングの素養

前田裕二さんが小学生だったときの弾き語りのエピソードが紹介されていますが、マーケティングセンスがずば抜けています。

 

どこで引き語りをすればお金が稼げるのか?誰に何を与えればお金がもらえるのか?

本人は自分の頭で試行錯誤して考えたと書いていますが、自力で答えにたどり着けるのがすごい。

 

答えに至るまでには相当な回数の試行錯誤やトライ&エラーがあったことかと思いますが、それを続けて答えてに辿りつき、月十数万円の成果を出したのは素直にすごいです。

 

鉱山の中に眠る宝石を探すときに自分ならどうするか?という話が載っていましたが、答えを徹底的に考え、あらゆる手段を使って仮説を立て、仮説が立ったらひたすらそこを目指して突き進む。

 

これが一つの成功の秘訣なのでしょう。

就活も面接を乗り切るかから逆算して努力した

前田裕二さんの就活時のエピソードも印象的でした。

 

どう面接を突破するかから逆算し、適切なアプローチで努力を重ねる。
それだけやったらトップクラスの投資銀行にも確かに入れるでしょうよ・・と思える内容でした。

 

ただ、努力を重ねるだけなら気持ち次第で誰でもできるかもしれませんが、「適切なアプローチで」という部分が非常に難しい。

 

自分で考えて最適なアプローチに辿りつけるあたりはさすがです。

 

前田裕二さんの話を読んでいると、自分が転職活動をしたときにした努力がいかにしょうもない内容だったかを思いしらされました・・。

 

これだけやっている人が世の中にいるのだから、自分ごときが中途半端に努力した程度は意中の会社に入れるわけがない。

自分の甘さを痛感すると同時に、少し清々しいい気分になりました。

人生のコンパス

就活の自己分析の話の延長で、人生のコンパスを見つけようという話が終盤で語られています。

 

これはほんとにその通りだと思う。

 

人の意見に振り回される、隣の芝生が青く見える、そういうところが私にはありますが、結局は強力な羅針盤を持っていないからで、一度自分ときっちり向き合って、羅針盤を研ぎ澄ます作業をしないとなと思いました。